もう一度


「ん? 最愛、そんな急ぎの用事じゃないだろ?ごめんだけど、また今度な? 先に伊藤と約束してたから。」

……そうだよね。

つか兄にとって、私はそんな程度の存在だよね。

つか兄は、昨日のことを知ってるはずもなければ、私が苦しんでることも知らない。

なのに、私は気付いてくれないつか兄に、イライラしてる?

駄目だよ。

我が儘だよ。

迷惑だよ。

…嫌われちゃう。

そしたら、側にいれなくなっちゃうよ?

…それは、イヤだ。

なら、我慢我慢。

笑顔で、ほら。