「それで?
お前は、俺を逮捕するのか?
今、絶好の機会だろ?」
「ああ……それね?
俺は、逮捕しないよ
てか、出来ないでしょう〜?
俺も一応、君に協力したみたいなものだから
人、殺めちゃってるし」
俺は、もう………警察側の人間ではない
人を殺めたのだから……
「君……琥珀くんは?
俺を殺さないの?
今、絶好の機会だよ?」
抵抗なんてしない
なんか、今……清々しいんだよね……
殺されても全然OKって感じ
「………………殺さねぇよ
興が冷めた
お前は、別にあの糞ビッチを好きで抱いたわけじゃねぇみたいだし?
俺は、もう行く
もうそろそろ、警察がこの場所を嗅ぎつけると思うからな……
じゃあな、亮輔」
琥珀くんは、俺に背を向けると手を振り
地下から出ようとしていた
「待って!琥珀くん…っ!」
「あ?なんだよ」
俺は、琥珀くんを追いかけて
琥珀くんの服を掴んだ
「俺も一緒について行ってもいい?
俺も君と同じ逃亡者だから……
それに、君といると面白そうだし…」
「はっ。お前、本当にさっきまで警察だった奴かよ?
いいぜ、ついて来いよ
まだゲームは終わってねぇからな
お前に協力してもらうわ」
「よぉ〜し、決まり!!
さっ。早く逃げよう〜!!」
「お、おい…っ」
俺は、琥珀くんの許可をもらい
琥珀くんの手を掴んでホテルから出た
琥珀くんは、ホテルを出る際……
自分の部屋をチラッと見て、また歩き出した
琥珀くんの部屋には、安らかに眠っていた純ちゃんがいた
純ちゃんが、死ぬ前に琥珀くんに謝ったのは……
友ちゃんの彼女を抱いてごめん…ってことなんだろうね……
純ちゃんが、何故ビッチな彼女……
親友の彼女に手を出したかは分からないけど……
純ちゃんは、ずっと後悔していたんだろうな……
「ねぇ、琥珀くん」
「なんだよ?」
「また整形するの?」
「そんなのするわけねぇだろ
友也は、俺の一部だ
友也を捨てるわけにはいかない」
「だよね〜」
俺も友ちゃんが好きだから……
琥珀くんには、整形してほしくない
「あっ、じゃあ……
俺、純ちゃんの顔そっくりに整形しようかな〜?」
「……………好きにしろよ」
俺が純ちゃんの顔になれば……
友ちゃんや純ちゃんを忘れないですむ
まあ、俺が純ちゃんを殺したんだけどさ?
天国で会えるといいね……
友ちゃん…
純ちゃん……

