「驚いたよ〜
自分たちが捜していた彼女が…
まさか、自分たちが過ごしていた
この場所にいたなんて〜」
「………………」
僕は、何も言わず
ただ亮輔くんを睨みつけていた
「ふはっ。そんな睨まないでよ〜
友ちゃんが睨んでも可愛いだけだって〜」
「………………やっぱり…
生きてたんだね……」
純太くんの話を聞いて怪しいと思っていた……
ゲームを楽しんでいた亮輔くんが…
ゲームを放棄して、自殺するはずがない
「いや〜、あのさ
俺は、最後まで君たちを見守ろうとしてたんだよ?
なのに、他の参加者たちが…
純ちゃんや友ちゃんを殺そうとしてたんだよ〜
あっ、俺も含めてね?
俺らがゲームに勝っていたもんだから
次のゲームも俺らが勝つと思ったらしくてさ……
だから、二人を殺されないために俺が殺しちゃったわけだよ〜」
僕らを殺そうとしていた……?
それが本当なら、僕らは亮輔くんに助けられていた?
でも、コイツは………
「何故、純太くんを殺した」
純太くんを殺したんだ………