〜 友也 視点 〜



「………友也…っ!友也!」


「純太くん……?」



僕は、純太くんの声が聞こえ目を擦りながら目を開くと……



「よかった…っ…
友也は、無事なんだな…」



純太くんが安心したような表情で僕の肩に手を置いて言った



「無事……?
どういうこと……?」



もうゲームは始まってるってこと!?
でも、まだ…メールは届いていない……



「落ち着いて聞いてくれ、友也……」

「な、なに…?ど、どうしたの…?」



純太くんは、僕を真っ直ぐ見つめると
僕の肩に置いている手に力を入れた



「………………亮輔が死んだ…」

「えっ……?」



亮輔くんが死んだ…?



「どういうことなの…っ!
な、なんで亮輔くんが…っ!

ま、まさかゲーム……
ゲームは、もう始まっ…………」


「落ち着けって!友也…っ!」



僕は亮輔くんが死んだと聞かされ
気が動転していて、純太くんが僕の頬を叩いて正気に戻した



「純太くん……」


「ごめん。叩いて
痛かったか…?痛いよな…ごめんな…」


「いいよ、大丈夫だよ…
それより、亮輔くんが死んだ…って……」


「ああ……亮輔は……」




純太くんは、僕が寝ている間に亮輔くんがしたこと……
死んだ理由を教えてくれた