僕のはなし・続


「やり手の山村警部を相手に逃げるなんて…

どんなヤツか見てみたくなりました…」


「捕まえたとき騙されんなよ
あのガキ、人の良さそうな顔していたからな…」


「山村警部。それは昔の話ですよ。
もしかしたら、悪い顔をしているガキかもしれないですよ?」


「そうだな…

最近のガキにおじさんの俺はついていけないからな…」


「ははっ。
まだまだ若いですよ、山村警部は。」


「若いままであり続けていたいよ…」


そんな会話を部下としながら俺は仕事を続けた


今度は捕まえてみせる
次は逃げられないようにな