「す、鈴本くん…」
鈴本くんが殺された…
相手は油断してたはずなのに、なんで…
そういえばターゲットの他にも男がいた
まさか、最初から隣の部屋にいた!?
な、なんで…
なんでバレたんだ…
あっ…や、ヤバい…
ターゲットを追いかけないと…っ
僕は足を進めようとしたが…
身体が震えて動けないでいた…
う、動け…っ!
このままだとターゲットを見失う…!
僕は鈴本くんの死体を見て
自分も鈴本くんのようになるのではないかと頭をよぎり怖くなっていた
動け…!!
芽依ちゃんが死んでもいいのか!?
生きてる可能性だってあるんだ!
動いて、芽依ちゃんを助けろ!!
ターゲットの男が動いて
ロビーの方に向かって行った
鈴本くん……
いいや、チャンスだと思うんだ
僕が殺れば芽依ちゃんは助かる
鈴本くんは運が悪かっただけだ
そう思うんだ!!
でも僕は罪悪感にとらわれ動けなかった
僕のせいで、鈴本くんは死んだ
きちんとターゲットを調べて
僕が先にターゲットに向かえば鈴本くんは死なずにすんだ
僕のせいだ…
僕が鈴本くんを殺したんだ…
『友也〜』
突然、僕の頭に芽依ちゃんが浮かんだ
芽依ちゃんが僕を呼んでる気がした
芽依ちゃん…
行かなくちゃ…
死んでもいい…
芽依ちゃんがいつも僕を守ってくれたんだ
少しは男らしいとこを芽依ちゃんに見せるんだ…!
何故か僕はさっきまでの怖さがなくなり
ターゲットに気づかれないように後をつけた
芽依ちゃん…
ごめんね…
もしかしたら僕は死ぬかもしれない…
死ななくても僕は人を殺すかもしれない…
芽依ちゃん…
僕は芽依ちゃんを助けるよ
頑張るから…
最後まで頑張ったら、いくらでも怒っていいから…
また僕と付き合ってください……
僕は自分の腰に拳銃があるのを確かめ
ターゲットを追いかけた

