『………羽柴くんってさ…』
鈴本くんは、なにかを思ったのか僕を見て少し怖い顔をしていた
「……な、なに?」
鈴本くんは、その怖い顔で僕に近づいてくるから、僕は鈴本くんが近づいてくるたび一歩後ろに下がった
『………いや、なんでもないや』
鈴本くんは、あの怖かった顔が嘘のようにニコニコと笑っていた
な、なに…?
どうしたの…?
『さあてと…
街に着いたことだし…
ゲームを始めますか』
鈴本くんは、携帯を見て
ターゲットの男を確認していた
写真には人を殴って楽しそうに笑っている男の写真が送られていた
男は顔が厳つくて、頬に傷があり腕には
なにか分からないがタトゥーが彫られてあった
僕はこの写真を見てあることに気づいた
それは、この写真は隠し撮りみたいだった
普通、真正面の顔を撮ったものを送ると思うが…
これには、少し下を向いて人を殴っている写真しか写っていなかった

