「あ、あの…っ!
さ、さっきの話…っ!」

『ああ…ごめんごめん、忘れてたよ
彼女の生死の話だっけ?』


鈴本くんは、夜の道を鼻歌を歌いながら
銃を触り歩いていた

僕は、何も話してくれない鈴本くんに
戸惑いながらも話かけた


『俺の彼女や羽柴くんたちの彼女は生きてないと思う

なんでかって言われても困るんだけど…

彼女を生きさせる理由がないんだよね…
俺らをこのゲームに参加させたいがために連れ去られたんだよ?

もう俺ら全員参加している状況で…
彼女を生かす理由ある?


まず、生き残った人に彼女は返すって言ってたけど、それって生きててか?って話になるよね〜?

死んでる彼女返されても…ってならない?


彼女たちは殺されて
その殺された写真を携帯に送信すれば
あたかも、今殺されましたってなるだろ?』

「……っ…」


鈴本くんの話は、ほぼ亮輔くんと同じだった…

本当に芽依ちゃんは…


『まあ、俺の予想だからさ
それが当たってるかは分かんないんだよね…』

「………しい…」


『えっ…?』


生きててほしい…っ!
芽依ちゃんがもう死んでるなんて…

考えたくない…っ!
芽依ちゃんは生きてる!

俺が助けにくるのを待っているんだ…っ!