僕のはなし・続


俺の予想通り
亮輔はすぐに部屋から出てきて
驚いた顔で俺たちを見ていた


「あっれ〜?
もしかして今の話聞いちゃった?」

「どういうことだ、説明しろ!」


説明しなくても、今の会話でだいたい分かる


亮輔が出てきた部屋をチラリと見ると…
対戦相手だった成宮 悟が床に倒れていた


「そんな怖い顔しないでよー
助かったんだし〜」

「……卑怯な手を使ってな…」


亮輔は俺がそういうと
笑っていた顔をやめ、薄く目を開き
俺の襟を掴むと壁側に追い詰めた


「純太くん…っ!」


俺を助けに入ろうとした友也に
手を前に出し助けるなと目で伝えた


「正義感ぶるのはやめなよ
ここでは何の意味もなさない

人を騙す
これがこのゲームで勝つ方法だよ

俺のおかげで勝ったんだ
少しは俺に感謝してもらいたいなー?」

「人を騙して生きるくらいなら
俺は死んだ方がマシだ」


俺は襟を掴んできている亮輔の手を強く握り亮輔を睨んで言った