「華恋、今日暇?」







「いっちゃん!今日はまっすぐ帰るよ?」








「あのね、今日唯と一緒に寄り道して帰ろって言ってるんだけどどうかな?」







「うーん、今日はやめとく!ごめんね?」





「そっか!じゃあまた明日ね!」






私は葉山華恋。
高校2年生。



この子は友達の飯島伊織ちゃん。
通称いっちゃん。

優しくて面倒見がいい子。

そして、もう一人の友達中川唯。
明るくてムードメーカーの子。





「華恋、どうしたの?」





「悠ちゃん!いっちゃんたちに誘われてたんだけど今日は行けなくて…」




「あ、そっか、今日レオ担当の日だもんな。」





この人は竜崎悠聖。
友達以上恋人未満って感じの関係。




「俺今日一緒帰れないけど大丈夫?」





「日向くんいるから大丈夫!」





日向くんとは、塩谷日向。
私の幼馴染で悠ちゃんの仲良しの人。





「華恋帰るよ?」




「日向くん待って。」





「もう、悠聖も引き止めないでよね。」





そんなこんなで私は日向くんと帰ることに。