私の名は藤原雪。
沖田家の長女です。
ですが、沖田家には長男が生まれなかったので、私が男になることをきめました。
ただいま沖田家は私長男と3人の妹、お父様とお母様の6人で暮らしております。

「雪姉様、無理をされなくてよろしいのですよ。」
「わざわざ新撰組に入らなくても。」
私の妹はつくづく優しい。
「だが、私いや俺は武士の家に生まれてきたんだ、だから俺は新撰組へ入る。」

私はそう言い残し新撰組の本部がある江戸へむかった。