無実の罪に問われる状態。


私は、必死に弁解するが・・・

目の前の蓮條は、静かに話し出す。


「簡単に飛び越えるんだろ?門を?」

そして、意地悪そうに目を細める。


それは、そうだけど・・・

大体・・・


「なんでアンタがここにいるの!?」


私がいつも、遅刻だ、遅刻じゃないだ揉めるのは、あの弱そうな風紀委員長のはず。


わざわざ生徒会長サマが、朝から校門に立つなんて。


「おまえを注意しても効かないと、泣きつかれた。これからは、俺が指導してやる」



指導って・・・。