・・・が、


あれっ?痛くない?


固くつぶった目を開くと、なんとアノ蓮條に抱き留められていた。


「さっさと、どけ。重い」


むっか~!!

すぐにお礼をゆおうと思ったのに、ゆってやるもんか!!



素早く身を起こし、メモと共に集めた本を差し出す。


「これで全部揃ったから!」


だが、差し出した本を、一向に受けとる気配がない。


「集めて終わりじゃない」