Assassins

間もなく夜が明ける。

牧師に対して、亮二は感傷を持たなかった。

本人がここに残るというのならば止めはしないし、組織に忠誠を誓って消耗品として死んでいくというのなら、それもよかろう。

が、亮二は違う。

彼は組織に対して、希薄な感情しか持っていない。

暗殺の技術を身に付ける為の手段であり、バッドカンパニーの情報を得る為の手段。

用が済めば義理立てする気はない。

裏切って敵に回す気はないが、必要以上の忠誠を誓う気もない。

それは組織の関係者に対しても同じ事。

亮二は自分という『個』を重んじる。

同時に他者には干渉しない。

死にゆくというなら死ねばいいし、それを助ける義理もない。