Assassins

鍔迫り合いの状態のまま。

「思い出した」

亮二は言う。

「先祖代々、幕府や政府、皇室に刃向かう敵性人物を極秘裏に処理してきた、日本国の暗部と呼ばれる暗殺者の家系があると…隠密の流れを汲むその子孫は、今も自衛隊幹部や政府関係者に重用されているという…確か名前は…」

亮二は隠密の眼を睨んだ。

「伊庭 瑛士(いば えいじ)」

「……」

その名が正解なのかどうか。

隠密は語らない。

語らないまま。

「!?」

鍔迫り合いの状態から亮二の腹に片足を当て、巴投げの要領で後方に投げ飛ばす!

投げると同時に自分も後を追って飛び、床に倒れた亮二目掛けて刺突を繰り出す!