やがて山二つ越えた辺りに存在する小さな町に辿り着いた亮二。
この町に、小さな教会がある。
平静を保ったまま、教会に足を踏み入れると。
「こんにちは。良い天気ですね」
キリストの像の前に佇んでいた老齢の牧師が、こちらを振り向いた。
誰だろうと分け隔てなく慈しみの心を向ける、神の代行者。
だが。
「暗殺者のアジトが教会とはな」
亮二は努めて冷徹な表情のまま、牧師に言ってのけた。
「人殺しが教会に潜伏しているとは思わない…人の先入観とはそういうものです」
慈愛の微笑みを絶やさぬまま、牧師は言った。
この町に、小さな教会がある。
平静を保ったまま、教会に足を踏み入れると。
「こんにちは。良い天気ですね」
キリストの像の前に佇んでいた老齢の牧師が、こちらを振り向いた。
誰だろうと分け隔てなく慈しみの心を向ける、神の代行者。
だが。
「暗殺者のアジトが教会とはな」
亮二は努めて冷徹な表情のまま、牧師に言ってのけた。
「人殺しが教会に潜伏しているとは思わない…人の先入観とはそういうものです」
慈愛の微笑みを絶やさぬまま、牧師は言った。


