Assassins

亮二は、現在一人で逃亡を続けている。

昨夜の逃亡の最中、松岡とははぐれてしまった。

厳重な包囲を掻い潜るのがやっとで、二人揃っての行動に無理が生じた為だ。

端から『どちらかが逃げ遅れても恨みっこなし』と松岡とは約束を交わしてある。

特に同情はしないし、松岡も恨んではいないだろう。

同じ組織の同じ暗殺者とはいえ、あくまで仕事上の関わりだけだ。

友情や仲間意識など持った事はない。

少なくとも亮二はそうだ。

所詮暗殺者など一匹狼。

行動を共にしても、殺しの時は責任も結末も一人で背負う。

そういうものだ。