松岡と巽の蹴りの打ち合いは続いている。
有効打は互いに入っていないものの、受け止めた腕や足は既に青紫色に変色している。
内出血のせいだ。
このまま致命傷を与える事が出来なかったとしても、何れは動けなくなってしまうだろう。
どちらが先に動けなくなるか。
根競べだ。
「そういやぁ風の噂で聞いたぜ」
距離を置いた松岡が、呼吸を乱しながら言う。
「鬼首會の組長や仁道會の組長、果ては香港を拠点とする犯罪組織『14K』の首領まで逮捕しちまった凄腕の…いや、『野獣』なんて綽名されてる二人の刑事がいるって…お前さん達の事かい」
「知らねぇな、自分の綽名なんてよ」
巽もまた、頬に流れる血と汗もそのままに答える。
有効打は互いに入っていないものの、受け止めた腕や足は既に青紫色に変色している。
内出血のせいだ。
このまま致命傷を与える事が出来なかったとしても、何れは動けなくなってしまうだろう。
どちらが先に動けなくなるか。
根競べだ。
「そういやぁ風の噂で聞いたぜ」
距離を置いた松岡が、呼吸を乱しながら言う。
「鬼首會の組長や仁道會の組長、果ては香港を拠点とする犯罪組織『14K』の首領まで逮捕しちまった凄腕の…いや、『野獣』なんて綽名されてる二人の刑事がいるって…お前さん達の事かい」
「知らねぇな、自分の綽名なんてよ」
巽もまた、頬に流れる血と汗もそのままに答える。


