Assassins

「冥府へ堕ちろ」

テントの上の樹上から降って来た亮二のアイスピックによって、首筋を貫かれて一撃で絶命した。

亮二達は東洋式鍼灸術を始めとした処理が施され、戦闘時の反応や思考能力は常人を遥かに超える。

テントに突入する前に、彼ら伏兵の体臭、硝煙の臭い、気配などは感知していた。

彼らが発砲すると同時に、二人は樹上へと跳躍して一斉射を回避した。

敢えて突入したのは、マクスウェルらを誘い出す為に過ぎなかったのだ。

「く、撃て!射殺しろ!」

マクスウェルに代わって小野寺が兵士達に命令を下すものの。

「!?」

同じように樹上から舞い降りてきた松岡が、次々に兵士達を素手で倒していく。

バッドカンパニーのメンバー以外は、殺す必要はない。

骨折させ、動けなくして戦闘不能にすれば、それで事足りる。

慈悲の心ではない。

無駄に殺害する余計な労力を割く為だ。

逆に必要であれば無関係の者でさえも殺す。

亮二達暗殺者は、そういう存在だった。