Assassins

「天魁星!」

同士討ちを誘発された。

儘ならない視界のまま、うろたえる天罡星の背後に。

「愚かだな」

亮二は音もなく立った。

気殺。

天罡星は近付いてくる気配すら感じなかった。

「視界が万全でない状態で無闇に動くなど愚の骨頂。暗殺者は常に冷静さを保ち、万全を期して殺しに臨まなければならない。手負いになっても冷静さを失わない。それが職業暗殺者だ」

「っ…!」

冷や汗が止まらない。

こんな殺気は初めて経験する。

剃刀で喉笛を撫でられるような感覚。

気紛れに刃を立てられれば、あっという間に掻き切られてしまうような。

命を掌握された、そんな感覚。