Assassins

「…出血を恐れて、アイスピックを刺さったままにしておいたのが裏目に出たな…」

ゆっくりと立ち上がる亮二。

その手には鋼線が握られている。

そして鋼線の先端は、奈美の肘に刺さったままのアイスピックに繋がっていた。

「フン、もしかしてこの程度の事で、奈美の動きを封じたつもり?さっき奈美と鋼線を引き合って、力負けしたのもう忘れちゃったの?」

亮二を嘲笑う奈美。

無論亮二も、その事は忘れていない。

力比べでは、奈美には勝てない。

だから。

「こういうのはどうだ?」

亮二は握っていた鋼線を、近くの壁にあった配電盤に巻き付ける!