Assassins

強い。

これまで交戦してきた百八星の刺客の中でも、段違いの強さだ。

百八星トップクラスの刺客が、まさかうら若き少女だったとは。

体を震わせながら、亮二はゆっくりと立ち上がる。

「えー、まだ立つのー?横になっておけば、そのままアフターサービスでトドメ刺してあげたのにぃ」

ぶーっ、と頬を膨らませる奈美。

「まっいっか。お兄さんもお仕事だもんね。お仕事熱心な人は嫌いじゃないよ。そんなお兄さんにはご褒美に…」

奈美は跳躍した!

「奈美が頭かち割ってあげる♪」

空中からの肘打ち!

肘は、亮二の脳天に直撃したかに見えた。

しかし、命中音がしない。

頭蓋骨が割れた鈍い音が響く筈なのだが。

見れば。

「いったぁあぁぁぁぁあぁぁぁいっ!」

亮二は奈美の肘を、アイスピックで突き刺していた。