Assassins

「返事がねぇのは元気な証拠なんていうが…こりゃあ雪村も伊庭も元気じゃねぇよな」

松岡は小さく舌打ちする。

彼の両腕は早くも青痣だらけに違いない。

あんな鋼鉄製のトンファーで打たれては、生身で無傷の筈がない。

それにしても。

「お前、随分印象が変わったな。この短期間に何があった?」

松岡は目の前に立つ柩 千里の姿を見た。

確かに殺しはしなかった。

だが、精神崩壊寸前まで責め苦を与えた為、最早暗殺者として再起は不可能と考え、敢えてトドメまでは刺さなかったのだが…。

「まぁ…男に抱かれると女は変わるっていうからな…」

ニヤリと笑う松岡。

千里の脳裏の奥底で、忌まわしい記憶が甦る…!