Assassins

夜。

看守の巡回の足音が響く中、独居房に就寝時間が訪れる。

眠れないまま、ベッドに横になって看守の足音を聞く亮二。

自身の心音が、やけに大きく聞こえる。

ここならば、身の危険を感じずに寝られる。

数年ぶりに安心して、ぐっすりと眠れる筈。

しかし亮二の目は冴える。

眠れるどころか、意識は覚醒し続け、眠る事を拒否すらしている。

こんな所にいる場合じゃない。

寝ている場合じゃない。

10年間蓄積し続けてきた復讐の感情は、亮二に安眠する事を許さなかった。

動け。

動け。

お前にはやるべき事が、殺るべき相手がいる筈だ。

心の闇の中、潜む己が語り掛けてくる。