Assassins

「そんな事より」

踵を返し、歩きながら。

倉本は巽に言う。

「…金丸は内閣の軍需大臣時代、CIAの反共工作のエージェントを請け負っていた…」

「ええ…さっき言ってましたね」

「ここからは仮説だが…」

倉本は声を潜める。

「例えばCIAが金丸を通じて、アメリカが新しく創設した特殊部隊の実戦訓練として、村を襲撃したとしたら…村から何か資源の類が発見され、それを極秘裏に独占する為に部隊を送り込んでいたとしたら…」

「金丸がCIAから依頼され、小野寺に命じて村を襲撃させたっ?」

思わず声を大にする巽の口を、倉本が塞ぐ。