Assassins

そんな瞬間を、『彼ら』は待っていた。

木の葉の生い茂った樹上から、二人に降りかかってくる人影!

百八星の天敗星と天損星。

二本一組で使用され、左右の手にそれぞれ持って扱う十手のような形をした武器、釵(さい)の使い手達だ。

打つ、突く、受ける、引っかける、投げる等の技法によって用いられるこの釵を逆手に握り、一撃のもとに突き刺して二人を殺害しようとした天敗星と天損星は。

「!!!!!!!!」

極限の攻防の最中にもかかわらず、即座に反撃に転じた亮二と伊庭によって鳩尾を貫かれる!

…交戦中ならば隙を突ける、そう考えたのだろう。

しかし餌を求めて争い合う肉食獣二頭でさえ、割って入ってこようとした敵が現れれば、協力してその敵を撃退するという。

理性ある人間である亮二と伊庭が、百八星の刺客の妨害を許す筈がなかった。