Assassins

松岡の発言に、怪訝な顔をする天慧星達。

「どういう事だ?」

「こういう事よ!」

松岡は炎の燃え広がった木組みの檻に、渾身の左拳を叩き込んだ!

生木で組み上げた檻ならば、確かに頑丈で易々とは破壊できない。

しかし、炎で焼かれて炭化した木組みの檻は脆くなり、如何に太い丸太でも、松岡の膂力を以ってすれば破壊は可能。

天慧星達は、自ら松岡に脱出の機会を与えてしまったのだ。

「で…」

燃え盛る檻を背後に、ゆっくりと出て来る血塗れの松岡。

「テメェらは只じゃ済まさない…そう言ったよな?」

その震えが来るほどの殺気に、思わず踵を返す天慧星と天牢星だが。

「おぉぉおぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉるぁあぁぁあぁあぁあぁあぁっ!」

極限まで捻りを加えた体勢から繰り出した右の手刀唐竹割りが、天牢星の左鎖骨を砕き、そのまま胸の辺りまでめり込んでいく!

圧迫された心臓は破裂。

即死するに十分な威力だ。