Assassins

「!!?」

突然ひらけた視界の先が、切り立った崖っぷちである事に驚愕する!

止まり切れずに、二人の追っ手は崖から転落、眼下の岩場に叩き付けられて即死する。

「地狗星!地賊星!」

叫ぶ残る一人の追っ手。

その追っ手の頭上、木の上から。

「うあっ!」

亮二は飛び降りて圧し掛かり、彼の首筋にアイスピックを突きつけた。

「地狗星に地賊星か…水滸伝百八星の呼び名だな」

「くっ…」

まんまと嵌められた。

亮二の術中に落ちた事に歯噛みする追っ手。

「聞かせてもらおうか。どこの回し者だ?」

問い掛ける亮二だが、無論追っ手は答えない。

捕縛された程度でベラベラ情報を吐くようでは、暗殺者は務まらない。

こういう時は自ら命を絶って…。

「!」

当然同じ暗殺者である亮二もその程度は見抜いている。

舌を噛もうとした追っ手の顎を摑み、それを阻止した。