イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「あ、あの……許して下さるのですか?」

恐る恐る尋ねてみた。

てっきり、かなり怒っていると思っていた。

「あっ?お前の行動は、ガキと一緒だと
思う事にしている。
ガキが、やったと思うと諦めがつくだろ?」

ガーン!!

こ、子供と同レベルにされてしまった!?

つまり……自分は、大人としたら
かなり未熟だという事だ。

ショックを受けていると

「それより睦月が訴えているぞ?」と
先生がそう言ってきた。

えっ…?

下を見下ろすと睦月君は、抱っこをねだっていた。

「睦月君……抱っこして欲しいの?」

尋ねるとコクリと頷いてきた。

抱っこをしてあげるとギュッとしがみついてくる。

可愛い……。
ポンポンと背中を叩いてあげる。

すると先生が

「手伝うのは、いいから
そのまま睦月の子守りでもしていろ。
そっちの方が役に立つ」

そう言いキッチンの方に行ってしまった。

「は、はい。」

それって……少しでも
私も役に立っているってこと?
だとしたら嬉しい限りである。

迷惑ばかりかけている自分でも
人のためになるのだから
私は、そのまま抱っこしていた。

そうしていたら睦月君は、あくびをする。
ウトウトと眠くなってきたようだった。

「睦月君…眠い?」

コクリと小さく頷き私にもたれかかってきた。

どうしよう、
このまま寝かしちゃっていいのかしら?

だが先生が

「睦月。寝る前に風呂に入れ。
このまま寝るんじゃねぇ…」

慌てて止めていた。