「睦月。食べ歩きは、行儀が悪いから
家に帰ってからにしろ
ほら、行くぞ」
片付けたらしく先生は、荷物を持った。
睦月君は、納得したのか先生の所に寄って行く。
あ、私。結局なにもしていないわ!?
「あ、あの…どれか持ちます」
慌てて言うが断られてしまう。
「荷物は、重いからいい。
それより、睦月の手をしっかり握っておけ」
そう忠告される。
「は、はい。」
申し訳なそうに言いながら睦月君と手を繋いだ。
そして、自宅マンションに帰ると
先生は、夕食の準備を始めていた。
しょうが焼きの豚肉を手作りのタレにつける。
その豚肉の入ったボウルを冷蔵庫に閉まっていた。
私は、また睦月君に
ねだられ絵本を読んであげた。
「おい。俺は、今から
仕事に戻るから睦月の事は、頼むぞ」
「は、はい。分かりました!」
先生に言われ返事した。
先生は、さっさとリビングから出て行ってしまった。
しかし、何もかもやって貰いっぱなしだ。
これは、さすがに編集者として立場がない。
せめて、私に出来る事はないだろうか?
キョロキョロと辺りを見てると
外に洗濯物が干したままだ。
あ、これぐらいなら私でも出来るわ!!
「睦月君。洗濯物を取り込むから、ちょっと
ごめんね」
一言謝るとソファーから立ち上がり
ベランダに行く。
洗濯物を全部取り込みたたむことにした。
すると睦月君も率先して手伝いだす。
「あら、手伝ってくれるの?ありがとう」



