「別にいらないなら、食わんでもいいぞ」
「いえ、た、食べさせて下さい」
慌てて訂正した。
まさかのお誘いに驚いてしまったけど嬉しい。
食べないと損だ。
睦月君と一緒に手を洗いリビングの方に
行くとカレーのいい匂いが広がる。
先生……カレーライスを作ってくれたらしい。
「座っていろ。今用意するから」
先生は、こちらを見るとキッチンに向かった。
「あ、私も手伝います!」
やって貰ってばかりでは申し訳ないし
「いや、必要ない。
お前が居ると返って邪魔だ。
これ以上皿を割られたくないしな」
(うっ……)
それを言われると何も言えなくなってしまう。
すでに2回もミスをしている立場としては……。
渋々と言われるまま座る事にした。
睦月君は、すでに椅子に座っていた。
先生は、カレーを用意するとテーブルに置いた。
凄く美味しそう。
「いただきます」
私は、スプーンを持つと
カレーライスをすくい食べた。
美味しい。
口にいっぱいに広がるカレーの味。
先生は、意外にも料理も得意なんだと思った。



