イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「別にいらないなら、食わんでもいいぞ」

「いえ、た、食べさせて下さい」

慌てて訂正した。

まさかのお誘いに驚いてしまったけど嬉しい。
食べないと損だ。

睦月君と一緒に手を洗いリビングの方に
行くとカレーのいい匂いが広がる。

先生……カレーライスを作ってくれたらしい。

「座っていろ。今用意するから」

先生は、こちらを見るとキッチンに向かった。

「あ、私も手伝います!」

やって貰ってばかりでは申し訳ないし

「いや、必要ない。
お前が居ると返って邪魔だ。
これ以上皿を割られたくないしな」

(うっ……)

それを言われると何も言えなくなってしまう。
すでに2回もミスをしている立場としては……。

渋々と言われるまま座る事にした。

睦月君は、すでに椅子に座っていた。
先生は、カレーを用意するとテーブルに置いた。

凄く美味しそう。

「いただきます」

私は、スプーンを持つと
カレーライスをすくい食べた。

美味しい。

口にいっぱいに広がるカレーの味。
先生は、意外にも料理も得意なんだと思った。