イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


睦月君は、コクリと頷くと
拓馬君と一緒に遊びに行ってしまった。

結局バスケで遊ぶ事になったんだ。

クスッと笑みを溢すと私は、
遊んでいる睦月君達を見ていた。

そうしたら

「あの…もしかしてあなたは、
睦月君のパパの仕事関係の方かしら?」

そう声をかけられた。

えっ?

声をする方を見ると
30代ぐらいの女性だった。

「あ、私は、今睦月君と遊んでいる
金本拓馬の母親です。
もし違ったらごめんなさい」

「あ、いえ…間違いありません。
私は、クローバー社の小野木と言います」

「クローバー社?
あら、なら河合さんの代わりの方ね。
何度か河合さんとは、幼稚園のお迎えで
会ってるから知っているの」

そう話しかけてくれた。

「そうなんですか。
これからは、私が代わりにお迎えをする事に
なると思いますのでよろしくお願いします」

頭を下げて挨拶した。

「こちらこそ。
フフッ…睦月君のパパが担当なんてラッキーよね。
ママさん達に人気が高いのよ」

そう言って教えてくれた。

確かに先生と迎えに行った時も
ママさん達が先生を見ていた。

あんなにカッコいいのだから
当然なのかもしれないけど…。

「確かに素敵ですものね」

「もちろん。それもあるわ
でも、少し近寄りがたい所あるじゃない?
見た目は、怖そうというかロック系というか……」

少し言いにくそうに話してくれる
拓馬君のママさんだった。

言いたい事は、分からなくもない。

確かに一見怖そうというか
近寄りがたい雰囲気があった。

下手に話しかけたら睨まれそうな
実際に睨まれたら怖かったし