イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


怒ってるよね…やっぱり。

しゅんと落ち込みながらも
睦月君と外に出た。

一緒に手を繋ぎながら歩くが
よく見たら彼の手には、バスケットボールがない。

あれ?

忘れた……にしたら大きいから
すぐに気づくわよね?

「ボールは、どうしたの?」

不思議に思い尋ねてみると
こちらを向き首を横に振った。

いらないってこと?

「バスケをしたくないの?」

コクリと頷いた。

えっ?したくないの?
なら、何で外なんて…。

「公園に行く?」

そう尋ねてもまた、睦月君は、首を振った。

うーん。意味が分からない。

手を繋いだまま黙って歩き続ける。
もしかして……。

「もしかして、私に気を遣ってくれたの?」

部屋に居ると落ち込むと思って
そうしたら真っ直ぐ前を向き黙ったまま
歩き続ける睦月君。

首を横に振らなかったって事は、
そうだと思っていいのだろうか?

でも、せっかく来たんだし

「でも、せっかくだから公園行こうか?」

そう言うとコクリと頷いてくれた。
納得してくれたので公園に行く事にする。

公園に行くと小学生や幼稚園児ぐらい
子供達が遊んでいた。

「あれ?睦月~遊びに来れたんだ?」

拓馬君が気づき声をかけてきた。

睦月君は、コクリと頷いた。

「私が一緒だから」と付け足して説明した。

すると拓馬君は、嬉しそうに

「そうなんだ?なら、一緒に遊ぼうぜ。
バスケットボールを持って来たからバスケしょうぜ」

睦月君を誘ってくれた。