「ど、どうしてですか!?
蓮見先生がサイン会を開けば
たくさんのファンの方が来てくれますよ?
若い女性にも人気が出ると思います」
これだけの美形で凄い作家なのだから
やらないなんて勿体ない。
「俺は、別に顔で小説を売ってる訳ではない。
そんな事をしなくても
売れる作品を書いているつもりだし
むしろそんなもので来る客は、迷惑だ!」
不機嫌そうに言われてしまった。
(うっ…)
確かに顔で売らなくても
先生の作品は、人気だけど…。
「ですが…」
「そんな事より今、違う出版社の作品で
手が離せない。
お前は、俺の代わりに睦月を迎えに行って来い」
はい?
「いいか?くれぐれもちゃんと迎えに行って来い。
話は、その後だ」
えぇっ!?
そのまま外に追い出されてしまった。
ポツンと外に取り残された。
「…そんな…先生…」
迎えに行けって、無茶苦茶な!?
だが、行かないと話を聞いてくれなさそうなので
睦月君を迎えに行くことにした。
場所は、昨日覚えたし…。



