イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


私達は、とりあえず近くのカラオケ店に避難した。

ココなら誰にも見つからないし
防犯も利いているので会話を聞かれる心配もない。

「それで…あの報道は、何だよ?
テレビを観てビックリしたけど
どこまでが真実なんだ?」

「それは……」

どこまでが話したらいいのだろうか?

私は、睦月君に飲み物を飲ませながら考えていた。

そして、真相と一緒に
岩神さんの担当になれない事を伝えた。

自分の気持ちを素直に言った。

「あの…だからすみません。
せっかくのお誘いを断る事になりまして」

「……1つ聞いてもいいか?」

「……はい?」

真剣な表情で言う岩神さん。

どうしたのだろうか?

「涼花は、その…蓮見先生と
付き合う気があるのか?」

えっ!?

突然の言葉に動揺する。

「……それは……」

チラッと睦月君を見る。
睦月君が聞いているそばで、変な事が言えない。

先生に話すとかではなくて
夜の事を思い出した。

あんな表情を見たら自分の気持ちを
晒す事なんて

「蓮見先生は、大切な作家様です。
それ以上もそれ以下でもありませんので…」

胸がギュッと締め付けられそうな気持ちになる。
嘘をついた。

自分の気持ちに