イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


『あ、小野木さん!?』

「あの蓮見先生のお子さんも居るぞ!?』

報道陣は、騒ぎ出してしまった。

あぁ、どうしよう。

戸惑っていると岩神さんは、
パッと私の荷物を持ち

「アホ。荷物を落とすヤツがあるか!?
早くおりて来い。走って逃げるぞ!」

そう言ってくれた。

「は、はい。」

私は、言われた通りに睦月君を抱き上げると
階段をおりて全速力で岩神さんと一緒に逃げた。

報道陣も慌てて追いかけるが、
何とか逃げ切った。

ハァッ…ハァッ…と息が荒くなってしまった。

「な、何とか報道陣を撒いたみたいだな」

岩神さんが息を切らしながら言ってきた。

「あ、あの…ありがとうございます。
助けて下さいまして」

頭を下げてお礼を言った。

すると岩神さんは、

「まったくだ。きちんと真相を
聞こうとした矢先にこれだからな。
本当…困るぜ」

ため息混じり言われた。

「……すみません」

迷惑ばかりかけて申し訳ない気持ちになった。
しゅんと落ち込んでいると

「とにかくココにいつまでも居たら
気づかれてしまう。
何処かに気づかれない場所に避難しよう」

岩神さんがそう言ってきた。

「は、はい。」

確かに、こんな所に居ても危ないだけだわ。