『あ、小野木さん!?』
「あの蓮見先生のお子さんも居るぞ!?』
報道陣は、騒ぎ出してしまった。
あぁ、どうしよう。
戸惑っていると岩神さんは、
パッと私の荷物を持ち
「アホ。荷物を落とすヤツがあるか!?
早くおりて来い。走って逃げるぞ!」
そう言ってくれた。
「は、はい。」
私は、言われた通りに睦月君を抱き上げると
階段をおりて全速力で岩神さんと一緒に逃げた。
報道陣も慌てて追いかけるが、
何とか逃げ切った。
ハァッ…ハァッ…と息が荒くなってしまった。
「な、何とか報道陣を撒いたみたいだな」
岩神さんが息を切らしながら言ってきた。
「あ、あの…ありがとうございます。
助けて下さいまして」
頭を下げてお礼を言った。
すると岩神さんは、
「まったくだ。きちんと真相を
聞こうとした矢先にこれだからな。
本当…困るぜ」
ため息混じり言われた。
「……すみません」
迷惑ばかりかけて申し訳ない気持ちになった。
しゅんと落ち込んでいると
「とにかくココにいつまでも居たら
気づかれてしまう。
何処かに気づかれない場所に避難しよう」
岩神さんがそう言ってきた。
「は、はい。」
確かに、こんな所に居ても危ないだけだわ。



