イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「踏みつけたらダメよ!」

慌てて私は、睦月君を抱き上げた。
するとギュッとしがみついてきた。

もしかして
助けようとしてくれたのだろうか?

「睦月君。もう大丈夫だからね」

そう言いながら背中を優しくポンポンと叩いた。

「コイツ…確かに俺の事が嫌いみたいだな。
とにかく、俺が力を貸してやるから
中に入りたいんだろ?」

「……はい。荷物を取りに…」

でも力を貸すって…どうやって?

すると岩神さんは、ニヤリと
悪戯っ子のように笑い

「まぁ、見てろって…」

そう言い報道陣の所に歩いて行く。

「えぇっ!?ちょっと、危ないですよ」

慌てて呼び止めようとする。
しかし、気にする事なく行ってしまった。

な、何をする気なの!?

岩神さんは、報道陣の前に現れた

「あれ?皆さんどうなさったんですか?
報道陣の方ですよね」

「岩神先生。
どうしてここに!?」

「近くを通ったので…それより
誰を待っているんですか?
もしかして、有名人!?」

わざと話しかける岩神さん。