「えっ?報道陣が!?」
どうやら報道陣は、私の住んでいるアパートまで
見つけ出して居るらしい。
梨子は、心配して電話してくれた。
『あんた。今、何処に居るのよ?』
「実は……」
私は、先生が居るホテルの事を話した。
すると
『いいじゃないのよ。
この際、そのホテルに泊めてもらいなさいよ?』
はい!?
梨子の言葉に驚かされた。
泊まらしてもらうなんて
そんな恥ずかしいこと頼める訳がないじゃない。
「ちょっと、梨子。
そんな泊まらしてもらうだなんて…無理無理。
こんな事を頼める訳が…」
「おい。何が泊まらしてもらうって?」
話している途中で先生が横から口を出してきた。
ギクッ!!
「い、いえ何でもありません。
き、気のせいです!」
慌てて電話を切り後ろに隠した。
「気のせいと言っている割りに
思いっきりビビってるじゃねぇーか。
いいから話してみろ。
それとも俺には、話せねぇーことか?」
ギロッと怒ったように私を睨んできた。
ビクッ!!
「ち、違います。あの私のアパートまで
報道陣が来てしまったらしく
友人から電話がありまして」
ビクビクしながら事情を話した。
こ、怖い。
すると先生は、ため息を吐いた。
「ったく、次は…お前の所に来やがったか。
まったく迷惑な話だ。
で、どうする気なんだ?」
「……えっ?」
何がどうするのだろうか?
「だから、この後だ。行く宛てでもあるのか?
それともここに泊まって行くかハッキリしろ。
フロントに連絡しないとならないから」
えっ?それって
ここに泊まってもいいってこと?



