イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「いえ、こちらこそ。
睦月君に助けてもらいましたし。
あ、もちろん先生にも」

「まぁ、コイツがあんな行動をするとは、驚いたが
とにかく中に入れ。
お茶を用意させるから」

ため息混じりに言う先生。

「は、はい。」

慌てて返事をすると部屋に入らしてもらった。

しばらくして
スタッフにお茶を持って来てもらう。

睦月君は、私が持ってきた
シュークリームを夢中で食べている。

先生は、ソファーに座り持ってきた
コーヒーに口をつけた。

「あの…これからもどうなるのでしょうか?」

さすがに、このままという訳にはいかないし…。

「あっ?お前…。
それを伝えに来たんじゃねぇーのか?」

呆れた表情で私を見てきた。

あ、そうでした。

「すみません。
しばらくここにと言っていました」

だが詳しくは、私も知らされていない。
聞かされているのは、取材したいと
申し出がある事とその世話をすることだけだ。

そうしたら先生は、もう一度ため息を吐いた。

「とりあえず俺は、
いいが睦月が幼稚園に行きにくい。
あっちにも報道陣が来ているだろうし
他の保護者の人に迷惑をかけるだろうしな。
ったく、めんどくせー」

「す、すみません」

「何でお前が謝るんだ?
それより、サイン会だっけか?
今ならやってやってもいいぞ」

えっ!?

「本当ですか!?」