イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


ま、まさか…報道陣!?
それとも編集長からのお怒りの電話?

恐る恐るスマホの方を見ると
やっぱり編集長からだった。

ど、どうしよう。
間違いなく怒っているに違いないわ。

出るのが怖い。
しかし出ないとまずいので、渋々電話に出た。

「もしもし…」

『小野木。今日の報道や新聞を見たか?
これは、どういう事なんだ?ちゃんと説明しろ』

「はい。あの…実は…」

私は、パーティーであった事を全て説明した。
怒られる覚悟で…。

しかし

『なるほど。それでか?
いや、それならいい。小野木よくやった!』

えっ?

何で褒めてくれたのだろう?

意味が分からずに首を傾げた。

『あの頼んでも出てくれなかった蓮見先生が
やっと表舞台に出てくれたのだ。
これを期にもっと表に出てくれたら
間違いなく今以上に小説が売れるぞ!
多少の誤差は、いくらでも誤魔化せる。
さっそくサイン会…いや、記者会見を開こう』

何だか大盛り上がりになっていた。

「あの…これは、そういうつもりでは…」

『とりあえず事が収まるまで
小野木は、蓮見先生のご自宅には行くなよ。
また、変な誤解を生むから。
今日は、休んでもいいから。じゃあな』

そう言い一方的に電話を切られた。

「ちょっと、編集長!?」

慌てて呼ぶが遅かった。

どうしよう。
私のせいで大事になってしまった。