「は、はい。…そうですね」
確かに私は、2つも出来るほど器用ではない。
むしろ1つだって精一杯なのに。
私が、担当をしたいのは…蓮見先生だけ。
自宅のアパートに着くとお礼を伝えた。
「送って下さりありがとうございました」
頭を下げると先生は、
「じゃあ、また明日な。
具合が悪いなら、無理して来なくてもいいからな?」
「はい。おやすみなさい」
ペコッと頭を下げると車は、
そのまま行ってしまった。
小さくなって行く車を見えなくなるまで
見つめていた。
まだ、心臓がドキドキと高鳴っている。
抱き上げてくれ時の先生の顔が頭から離れない。
幻かと思ったけど、確かなのだ。
「……先生……」
やっぱり私は、先生の事が好き。
例え……結ばれなくて離れたくないと思った。
しかし、このパーティーの事は、
翌日大きく撮り出されていた。
新聞に大きく載っていた。
『スクープ!!ベストセラー作家・蓮見真夜先生の
素顔は、ロック系イケメンだった!?』
な、何よ……これ!?
しかも写ってる写真は、
私を抱き上げている写真だし。
凄く先生がカッコよく写っているけど
よりにもよって私が一緒だなんて
するとスマホと固定電話が同時に鳴り出した。
ビクッ!!



