イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「は、はい。…そうですね」

確かに私は、2つも出来るほど器用ではない。
むしろ1つだって精一杯なのに。

私が、担当をしたいのは…蓮見先生だけ。

自宅のアパートに着くとお礼を伝えた。

「送って下さりありがとうございました」

頭を下げると先生は、

「じゃあ、また明日な。
具合が悪いなら、無理して来なくてもいいからな?」

「はい。おやすみなさい」

ペコッと頭を下げると車は、
そのまま行ってしまった。

小さくなって行く車を見えなくなるまで
見つめていた。

まだ、心臓がドキドキと高鳴っている。

抱き上げてくれ時の先生の顔が頭から離れない。
幻かと思ったけど、確かなのだ。

「……先生……」

やっぱり私は、先生の事が好き。
例え……結ばれなくて離れたくないと思った。

しかし、このパーティーの事は、
翌日大きく撮り出されていた。

新聞に大きく載っていた。

『スクープ!!ベストセラー作家・蓮見真夜先生の
素顔は、ロック系イケメンだった!?』

な、何よ……これ!?

しかも写ってる写真は、
私を抱き上げている写真だし。

凄く先生がカッコよく写っているけど
よりにもよって私が一緒だなんて

するとスマホと固定電話が同時に鳴り出した。

ビクッ!!