「だ、大丈夫よ。心配してくれてありがとう」
ニコッと微笑む。
睦月君が居るって事は、夢ではない。って事は、
先生も近くに…?
するとガラッとドアが開いた。
「お、起きたか。具合は、どうなんだ?
まったく、倒れるなんてめんどくせー奴だな」
頭をかきながらそう言ってきた。
「先生……」
やっぱり夢ではなかった。
だが、ハッとする。
なら、報道陣に先生の正体がバレたのも事実!?
だとしたら、大変な事になってしまった。
「あの…もしかして
正体バレてしまったのでしょうか?」
私のせいで…。
すると先生は、ポンと私の頭を撫でてくれた。
「心配しなくてもお前のせいではない。
いずれ言う時が…早くなっただけだ」
そう言ってくれた。
先生……。
「それより目を覚ましたのなら帰るぞ。
寝不足と疲労だと。
目が覚めたら帰ってもいいと医者が言っていた」
寝不足と疲労か…最近考え過ぎて
寝られなかったから
何とも情けない。
しゅんと落ち込んでしまう。
すると睦月君がベッドによじ登ると
私の頭を撫でてきた。
励ましてくれているのだろうか?
「ありがとう…睦月君」とお礼を伝えた。



