イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「だ、大丈夫よ。心配してくれてありがとう」

ニコッと微笑む。

睦月君が居るって事は、夢ではない。って事は、
先生も近くに…?

するとガラッとドアが開いた。

「お、起きたか。具合は、どうなんだ?
まったく、倒れるなんてめんどくせー奴だな」

頭をかきながらそう言ってきた。

「先生……」

やっぱり夢ではなかった。

だが、ハッとする。
なら、報道陣に先生の正体がバレたのも事実!?

だとしたら、大変な事になってしまった。

「あの…もしかして
正体バレてしまったのでしょうか?」

私のせいで…。

すると先生は、ポンと私の頭を撫でてくれた。

「心配しなくてもお前のせいではない。
いずれ言う時が…早くなっただけだ」

そう言ってくれた。

先生……。

「それより目を覚ましたのなら帰るぞ。
寝不足と疲労だと。
目が覚めたら帰ってもいいと医者が言っていた」

寝不足と疲労か…最近考え過ぎて
寝られなかったから

何とも情けない。
しゅんと落ち込んでしまう。

すると睦月君がベッドによじ登ると
私の頭を撫でてきた。

励ましてくれているのだろうか?

「ありがとう…睦月君」とお礼を伝えた。