イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


なっ!?
い、岩神さん!!?

まさか先生の名を叫ぶから驚いてしまった。
こんな所で名前を言ったら

「えっ?蓮見先生だって!?」

「蓮見先生って…あのベストセラー作家の
蓮見真夜先生か?」

報道陣や取材軍が先生に気づいてしまう。

これは、大変な事になってしまった。

「チッ…逃げるぞ。小野木」

「は、はい。」

私は、睦月君を抱っこしたまま
先生と一緒にパーティー開場を後にした。

周りは、騒ぎになり追いかけてきた。

この靴だと走りにくい。

それに…無理に走ったせいか
余計に気持ち悪くなってきた。

私は、そのまましゃがみこんだ。

「小野木!?」

先生の声が聞こえてくる。

「わ、私の事は、気にせずに
睦月君を連れて行って下さい。
私は…大丈夫ですので…」

前より気持ち悪くなってきた。
意識が薄れていく……。