なっ!?
い、岩神さん!!?
まさか先生の名を叫ぶから驚いてしまった。
こんな所で名前を言ったら
「えっ?蓮見先生だって!?」
「蓮見先生って…あのベストセラー作家の
蓮見真夜先生か?」
報道陣や取材軍が先生に気づいてしまう。
これは、大変な事になってしまった。
「チッ…逃げるぞ。小野木」
「は、はい。」
私は、睦月君を抱っこしたまま
先生と一緒にパーティー開場を後にした。
周りは、騒ぎになり追いかけてきた。
この靴だと走りにくい。
それに…無理に走ったせいか
余計に気持ち悪くなってきた。
私は、そのまましゃがみこんだ。
「小野木!?」
先生の声が聞こえてくる。
「わ、私の事は、気にせずに
睦月君を連れて行って下さい。
私は…大丈夫ですので…」
前より気持ち悪くなってきた。
意識が薄れていく……。



