イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


ガーン!!

いや、間違っていないし…それが真実だけど

「それを知っていてあんたを今まで
担当をしてきたんだろ?
なら、多少のミスぐらい
大目に見るべきじゃないのか?」

岩神さんは、そう言ってきた、

「……。」

その言葉を聞いて驚きながら
複雑な気持ちになる。

岩神さんの言葉にも一理あるのかも知れない。

だが今回は、自分がハッキリしないのが原因だ。
先生が怒るのも無理はない。

「今回は、私が悪いんです。
本当……要領悪くて先生がイラつかせるのも
分かります。自分だって…」

思い出しただけでも涙が溢れてきた。

泣くつもりなんて無いのに……情けない。

「お、おい。泣くなよ……まるで
俺が泣かしたみたいだろ!?」

慌て出す岩神さん。

「す、すみません……」

必死に涙を拭こうとする。

それを見ながらため息を吐かれた。

あぁ、岩神さんまで呆れられてしまったわ。

「まぁ、あれだ。蓮見先生とは、
上手くいかなかったけど…これから
挽回すればいいじゃん。
俺の担当として…協力だってしてやるし」

「……はい。ありがとうございます」

岩神さんは、優しい人だと思った。

本当に先生の事を考えるなら
ココは、ハッキリと断るべきなのだろう。

でも、それを断る気力も無かった。

断ったとしても
もう蓮見先生には、関係ない事だから
涙がまた溢れてきた。

「泣くなって…だから
ったく世話のかかる奴だな。お前って…」

呆れつつも頭を撫でてくる岩神さんだった。

泣き止むまで、そばに居てくれた。

このまま本当に担当を代わることに
なるのだろうか?