イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


『まぁ、蓮見先生の情報を聞きたいってのも
あるのだけどね。
あの人って…謎だらけでさ』

岩神さんは、そう言ってきた。

あぁ、それでか。

一瞬びっくりしてしまった。

確かに蓮見先生は、表舞台に出て来ないし
非公開にしているから知らない事が多い。

私だって、まだ分からない事が多いし
その気持ちは、分かる。

「お気持ちは、分かりますが…」

『まぁ、具合悪いなら仕方がない。
なら、お見舞に行ってやるから住所教えろ!?』

はい!?

何で、そこでお見舞になるの?

「あの…それは…」

『あっ?いいから住所。何処なんだよ?
大体なら場所とか分かるから』

えっと……。

「あの…でしたら」

私は、慌てて近くの喫茶店で
待ち合わせをすることを提案した。

さすがに部屋に入れるのには、
抵抗があったから
何故こうなってしまったのだろうか?

渋々支度をして喫茶店に向かった。

中に入り待っていると
しばらくして岩神さんが、現れた。

「お待たせ。出歩いて大丈夫なのか?」

「は、はい。寝たら楽になりましたので…」

立ち上がり頭を下げた。
そして、お互い向き合うように座った。