オロオロしていると睦月君は、
お行儀よく靴を揃えると部屋に入って行く。
私も慌てて靴を脱ぎついて行くと
自分の部屋らしい。
子供らしいキャラクター物や
男の子用のおもちゃやベッドが置いてあった。
可愛い部屋……。
そうすると壁掛けにカバンと帽子を置くと
着ていた服を脱ぎ壁にかけた。
まだ小さいのに自分でやれるなんて…凄い。
「睦月君。自分でやれるんだねぇ~凄いね」
笑顔で話しかけてみた。
「……。」
ジッと私を見た後
何も無かったかのように部屋から
出て行ってしまった。
あれ?
もしかして無視されたのかしら?
えっ…睦月君に嫌われちゃった?
でも、嫌われるような事は、まだしていないはず
意味が分からずに慌てて睦月君の跡を追った。
そうしたら脱衣場にある
洗面台で手を洗いうがいをしていた。
背が足りないので、椅子の上に立っていた。
さっきもそうだったけど
言われる前にやるし行儀のいい子だわ。
先生が教えたのだろうか?
ハンカチで手を拭くと
椅子からおりて私の前を通り過ぎて行く。



