イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


あ、電話…!?

慌ててカバンからスマホを取り出した。
相手は、蓮見先生からだった。

『おい。お前…今何処にいるんだ?』

「お、お疲れ様です。
今、先生のご自宅に着いた所なんですが…」

『悪い。今、外に居る。
そのまま睦月の幼稚園に向かってくれ。
俺もそっちに行く』

「は、はい。分かりました。では、のちほど…」

そう言い電話を切った。
何処かに出掛けていたのだろうか?

先生の声を聞いただけで心臓が高鳴ってうるさい。

上手く誤魔化さなくちゃあ…。

幼稚園に行くとまだ先生は、来て居なかった。

園内のグランドでサッカーをして遊んでいる
睦月君と拓馬君の姿が見えた。

男の子は、元気がいいな。

そうすると拓馬君のママに声をかけられる。

「小野木さん。こんにちは」

「あ、こんにちは」

私は、ペコッと頭を下げた。

「今日は、小野木さんが1人でお迎えなのね?」

「後から先生は、来るみたいです。
今出掛けているらしくて…ここで待ち合わせを」