あ、電話…!?
慌ててカバンからスマホを取り出した。
相手は、蓮見先生からだった。
『おい。お前…今何処にいるんだ?』
「お、お疲れ様です。
今、先生のご自宅に着いた所なんですが…」
『悪い。今、外に居る。
そのまま睦月の幼稚園に向かってくれ。
俺もそっちに行く』
「は、はい。分かりました。では、のちほど…」
そう言い電話を切った。
何処かに出掛けていたのだろうか?
先生の声を聞いただけで心臓が高鳴ってうるさい。
上手く誤魔化さなくちゃあ…。
幼稚園に行くとまだ先生は、来て居なかった。
園内のグランドでサッカーをして遊んでいる
睦月君と拓馬君の姿が見えた。
男の子は、元気がいいな。
そうすると拓馬君のママに声をかけられる。
「小野木さん。こんにちは」
「あ、こんにちは」
私は、ペコッと頭を下げた。
「今日は、小野木さんが1人でお迎えなのね?」
「後から先生は、来るみたいです。
今出掛けているらしくて…ここで待ち合わせを」



