す、凄い。残り物を詰めてくれただけではなく
弁当にしていてくれた。
しかも、ますます美味しそう。
先生…優しくてマメだなと思った。
感動をしていると食べたくなる。
お腹いっぱいで食べられないけど
明日食べるのが楽しみ
そう思いながら過ごした。
翌朝。
朝起きると早速お弁当を食べた。
「美味しい…」
昨日も美味しかったけど
今度は、また特別に美味しい。
しかも、私のために作ってくれたお弁当
何だか心が温かくなった。
あっという間に間食してしまう。
朝からこれだけ食べたら
エネルギーになるし、動きやすい。
「よし。今日も仕事頑張らなくちゃあ!!」
そう意気込みながら会社に向かった。
だが予想以外な事が起きる。
会社に着き頼まれた資料を作っていたら
編集長に呼ばれた。
深刻そう表情の編集長。
「小野木。最近、青木新人賞を取った
岩神飛鳥って人物を知っているか?」
「はい。知っておりますが?」
その名前を言われた時ドキッとした。
何で彼の名が?
「なら、話が早い。お前にご指名だ!
今度。我が社で引き受けてもらう
小説の担当にしてほしい」
はい!?
一瞬何を言われているか分からなかった。
私が岩神飛鳥の担当編集者に?
「えっ?む、無理ですよ。
私は、蓮見先生の担当なんですから」
そんなの出来る訳がない。
すると編集長は、
「担当をいくつか持っている編集者もいる。
それに本来ならライバルになる作家様が
その条件を引き受けたら
書くと言って下さったんだ」と言ってきた。
そんな無茶苦茶な!?



