さっきボリューム満点のパンケーキを
食べたばかりだ。
先生の手作りハンバーグを食べたいけど
食べられるかしら?
「おい。それより
洗濯物をたたみ終わったのなら片付けろ。
俺は、忙しいのだから」
「あ、すみません」
私は、慌てて洗濯物を持って
リビングから出て行く。
睦月君の部屋に入ると
まだ、スヤスヤと眠っていた。
可愛い。
タンスに睦月君の服をしまいこむ。
小さな服とズボンを分けて入れながら考え込んだ。
「本当に…先生。
出席しない気なのかしら?」
河合先輩が言っていた事もあるし
難しいと分かっている。
生活に悪影響になったら大変だし
でも、何だか勿体ない気がしてならない。
岩神さんが現れた事で
いい刺激になってくれたらいいけど…。
そう思いながらため息を吐いていると
睦月君が目を覚ましたようだ。
ムクッと起き上がると
あくびをしながら目を擦る睦月君。
「あ、睦月君。起きた?」
私が声をかけると寝ぼけているのか
不思議そうに首を傾げてきた。
どうしてここに居るのだろう?と
思ったのかもしれない。
「パンケーキ食べた後に眠っちゃったんだよ。
もうすぐ夕食が出来るらしいから待っててね」
ニコッと笑顔で言うとコクリと頷く睦月君。
ベッドから飛び降りると
私の所に駆け寄ってきた。
私は、残りの洗濯物を片付けると
一緒に洗面台に向かう。
うがいと手洗いをするために
睦月君は、トイレも済ませていた。
あ、私も…。
リビングに行くとハンバーグのいい匂いが
部屋中に広がっていた。
美味しそう。
睦月君は、そのまま先生の所に駆け寄って行く。



