『蓮見先生ですか?それは、
また思い切ったライバル発言ですね。
どんな風にライバルだと思われているのですか?』
インタビューに対して
「大きな事を言ってるのは、分かっています。
ですが、夢で終わらす気なんてない。
俺の作品は、いずれ蓮見先生を越えるでしょう。
それぐらいの自信と作品があります。だから」
そう言うとカメラ目線になる岩神さん。
「勝負だ。蓮見真夜!!
顔が見たい。俺の前に現れやがれ」
強気で言ってくる。
なっ…何を言い出すのよ!?
先生に果たし状を突きつけるみたいに
私は、慌てて先生を見た。
また、不機嫌になっていたらどうしよう。
焦りと恐怖で身体が震えた。
だが、不機嫌ではなかった。
むしろニヤリと不敵な笑みをこぼしていた。
「面白い…上等じゃねぇーか」
えぇっ!?
先生がその気になっていた。
ハッ!!
これは、もしやチャンスかもしれないわ。
慌てて先生に
「先生…せっかくでしたら
青木賞の受賞パーティーの参加を?」
私は、もう一度説得をしてみる。
「はぁっ?だから行かないって
何度も言ってるだろーが!?
いい加減しつこいぞ」
しかし返事は、変わらない。
逆に怒られてしまった。
(うぅ…怒られてしまった)
せっかくチャンスなのに…。
「ですが、ライバルとなるなら
一度顔合わせをした方がいいのでは?」
本当は、ライバル同士が顔合わせしたら
まずい気もするけど仕方がない。



